――古来我々は旅をすることが
知識の収集そのものだった。
我々の知識とは現実。
それは自己と他との違いを見ることによって
初めて食べることが出来る芳醇な果実である。
我が子らよ、
果実欲しければ旅に出よ。
果実は深く苦くも妙薬よりも
効き目は強いであろう…――

『リフラの書』







※お気をつけください※このお話は、砂漠やシルクロードをモデルにしたファンタジー作品です。
我々の世界と同じような生活や宗教もありますが、全て同じ「ような」ものであり、まったく「同じもの」ではありません。
とある事柄を扱うさいに、我々の世界ではしないのに、この世界ではわざとさせている…などの紛らわしい行為をさせたりもしています。
また、何かを肯定して何かを否定するものでもありません。以上を念頭においていただき、かつこの創作を楽しんでいただけると幸いです。
(また、登場人物のイラストはあくまでイメージであり、この創作に関しては固定イメージをなくしたいと思いますので、
私のナジャはこんなの(髪が長い/短い/結んでいる等)がいいな♪程度に想像していただけると嬉しいですv)



―ナジャと旅する―

はじまりの言葉
 旅のきっかけ→キャラバン隊
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キャラバン隊
 神秘主義な人→血を洗う→とおいうた
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西の旅 アリ地獄
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東の旅
 火を守る女の子→手に繋がれた5色の糸
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おわりの言葉
 イラッリカーの町→ナジャ




―旅を彩る人々―

ナジャ(Najyat/魂の救済)
気が強くわがまま。都会育ちで町の常識はあるが砂漠の常識はない為、
辺境では非常識人呼ばわりされる、いわゆる文明化された人。
都市で働くのが親の夢であり自分の夢である。
ラクダに乗るのはヘタだし、水のない生活はしたことがない。

シャムス(Shams/太陽)
盗賊団の一員でいつもつんとしている。元々砂漠の村出身だったが、
部族間の闘争に巻き込まれて怪我を負ったところをタンジールに助けられる。
キャラバン隊と一緒に旅をしていたナジャをひろった張本人。
ナジャの保護者係をしている。

サバハ(Sabah/朝)
盲目の吟遊詩人。いつもは目に布を巻いているが、それは盲目だと悟られない為。
神秘主義者を名乗り、目の布もその修行の一環と言っているが、
外見からも分かるように実は異教徒。キャラバンに扮した盗賊団に身を寄せている。
おっとりしている。

ハーリド(Khalid/永遠)
隻腕の剣士。戦争で聖なる右手を無くし、穢れた左手だけが残ったことを悔やんでいる。
また戦で死ねなかったことも悔いた。当時の彼は戦で死ぬことが名誉だと思っていて、
それが天国へ行ける道だと考えていた。隻腕を隠す為にいつでも羽織を着ている。
髭を伸ばしているのでおじさんと思われているが実はまだ20代。左手でも剣の腕はすごい。

ルル(Lu'lu'/真珠)
盗賊団の踊り子。捨て子だった所を拾われ、芸を仕込まれた。
彼女の存在は盗賊団をいちキャラバン隊にカモフラージュする為に必要不可欠なものだ。
本人も踊りが好きで、その技術は各町で噂になるほどだ。
シャムスがお気に入りらしく何かと一緒にいるナジャが邪魔で仕方ない。

ヒバ(Hibah/贈り物)
ナジャのいとこ。元々オアシスの町に住んでいたが、部族間の略奪にあい、
住む場所を失った。そこを偶然通りかかった盗賊団に拾われて
調理師として身を寄せることになった。

シーラージュ(Siraj/灯り)
シャムスの兄貴分。鷹匠をやっている。タンジールやカマルとともに
盗賊団に初期からいる。シャムスを溺愛しているがゆえにからかうのが好き。

カマル(Qamar/月)
タンジールの片腕の女。指揮やトレーニングを行い、恐ろしい男たちを
相手に立ち向かうことの出来る唯一の女性。医療の知識があるらしい。

タンジール(Tanzil/天啓)
盗賊団の頭首。キャラバン隊を装いながら盗賊団を指揮する張本人。
穏やかで知恵の深い様子からは彼がそのような行為をわざわざ行う理由は分からない。